渋谷ヒカリエ、スクランブルスクエア、MIYASHITA PARK、フクラス、渋谷ストリーム、渋谷ブリッジなどなど・・・、
ここ数年で渋谷駅周辺は再開発が続いています。
こうした動きを「100年に一度の再開発」と言われている渋谷エリアですが
そんな中、今一番期待されているプロジェクトが、
渋谷マークシティの隣接地で進む「道玄坂二丁目南地区」です。
道玄坂二丁目南地区再開発事業
今回のプロジェクト、正式名称を【道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業】といい、
地上31階、高さ150mほどのビル一棟と、高さ60メートルの中層ビル一棟を新設するといった内容となっています。
ビルの構成は、オフィス、ホテル、店舗など・・・。
このあたりはもう、どこにでもある大型モールと大きくは変わらないですね。
ショッピングモールや高層ビルの気になるポイントは「テナント」ですが、
まだ開業まで日がありますので、そのあたりの詳しい情報は入り次第にお知らせしていくとして
今回は大まかなプロジェクトの説明をしていきたいと思います。
さて、今回のプロジェクトが進められる道玄坂といえば、最近のものとして思い出されるのは
国道246号沿いに開業したオフィスビル「渋谷ソラスタ」ではないでしょうか。
このソラスタの開業によって、新たな人の流れを道玄坂上まで築いておりますが
今回はそんな流れをさらに加速させるものとなりそうです。
道玄坂二丁目地区は、渋谷の中心となるスクランブル交差点に面していて、
まさに渋谷を象徴するように発展してきた地域の中心地ですよね!
現地までのアクセス

「道玄坂二丁目南地区」とは、SHIBUYA109から道玄坂を上っていった左側、
「道玄坂スヤマビル」「世界堂ビル」「新大宗ビル1号館」「新大宗ビル2号館」「新大宗ビル3号館」「新大宗ビル4号館」「新大宗ビル5号館」という計7棟のビルを取り壊して一体化する大規模な都市開発です。

ちなみに、コの字型の本エリアの口の部分には、三井のリパークが運営する「新大宗ビル6号館駐車場」がありますが、
その部分だけそのままに残して、周囲を取り囲むように工事が開始されることになっています。

どんな風になる?

ということで次に、気になる施設についてです。
本件では基本的に2棟のビルで構成されることになっており、
その間を2つの棟をつなぐように低層の接続部が建設されることになっています。
つまり、2棟の間は外に出ずとも自由に往来が可能となるようです。
またそれだけではなく、この部分は道玄坂一丁目(渋谷マークシティ)と二丁目をつなぐ通路としての機能を併せ持ち、
人が集うことのできる「中心広場」としても整備されていくということです。
この中心広場には道玄坂のにぎわいを連続させるように緑化して、
さらには一息つけるようオープンテラス型のカフェが広場に沿って入ることになりそうです。

下の図を見てもらうと分かるように、建物の間にある空白のスペースが先ほどお伝えした「駐車場部分」ですね。

なお、本工事が着工するのは2023年、竣工は2026年を予定しているのですが、
2027年の「渋谷スクランブルスクエア中央棟西棟」の竣工をもって、
100年に一度と言われる渋谷の再開発プロジェクトが全て完了することになっています。
渋谷の再開発は道玄坂が舞台!
ということで、渋谷の再開発ブームの目玉となる道玄坂2丁目南地区について、まとめてみました。
本プロジェクトの竣工で一旦、渋谷周辺の再開発は落ち着きを見せることになりますが、
とはいえ、道玄坂二丁目南地区の向かい側には、109やTHE PRIME、サンマルクのある道玄坂センタービルなど、
築40年を超えるビルが複数立地していますので、まだまだどんどんと再開発の話は出てくるのではないでしょうか。
渋谷周辺の再開発情報は、以下の記事も参考になります!
プロジェクト概要
名 称 | 道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業 |
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所在地 | 東京都渋谷区道玄坂2丁目 |
建築主 | 道玄坂二丁目南地区市街地再開発準備組合 |
用 途 | 事務所、ホテル、店舗、駐車場 |
敷地面積 | 施工区域面積:約0.8ha |
建築面積 | 約5,300㎡ |
延床面積 | 約84,000㎡(容積対象:約74,000㎡) |
階 数 | 地上31階 |
高 さ | 150m |
着 工 | 2023年度予定 |
竣 工 | 2026年度予定 |