東京都民のみならず、東京へ行ったことのある人なら高確率で行ったことがありそうな「原宿駅」
原宿駅と言えば東京の都心にありながらも、不思議なくらい「こじんまり」とした駅舎が印象的ですよね。
東京都心というとどこの駅に降りても、待ち合わせるのに多少は手こずることも多いですが、原宿駅前で待ち合わせといったら、それはもう「迷いようがない」
そんなスケールの駅舎です。

実はそんなお馴染みの「原宿駅」
実はこの木造駅舎が今年の3月を持って務めを全う、新しい駅舎の開業ののち、解体されることになっているのはご存じですか?
そしてその「新しい駅舎」が先日公開され、話題となっています。
原宿駅が取り壊される!そもそも原宿駅ってどのくらい古いの?
ちなみにWikipediaによると、原宿駅開業は1906年10月30日。
大正時代に建てられた西洋式の駅舎です。
「大正ロマン」っていう、よく聞くけど意味まではよく分からない言葉も、この駅舎を見るとなんとなくイメージが湧いてきます。
原宿駅は約112年の歴史のある駅で、現在の駅舎は都内では最も古い駅舎となっています。
開業時は乗降客が少なかったそうですが、1919年に明治神宮が造営された後には発展を続けたようです。
また、当時は戦争復興の真っただ中。
隣の千駄ヶ谷地区に連れ込み宿が林立した影響から、隣接する原宿駅前にも同様の旅館が出現したそうです。
それらを一掃しようという運動が近隣住民やPTAを中心に行われ、その結果、現在では風俗営業は姿を消し、現在の原宿周辺の雰囲気となっているようです。
今でこそ煙たがられがちなPTAや自治会などの地域組織ですが、こういった組織が今の社会を作ってきたという実績があるのも事実なんですね。
ちなみに現在の木造駅舎は1924年に建てられたものなので、開業当時からずっとこの姿だった訳ではありません。
現在の原宿駅周辺はものすごい人の量で、建物もお店も沢山あるような一大観光地と化していますが、実は前回の1964年の東京オリンピックまでは「何もなかった」そうですよ。
今は高級ブランド店が軒を連ねる表参道の通りも、人も車もほとんどおらず、子供たちが野球をして遊ぶようなところだったということです。
それがオリンピックをキッカケに、ここまで発展してきたんですね。
この話を聞くと、たしかにオリンピック開催は絶大な経済効果があるんだというのを実感しますよね。
たしかに現在は建てられるスペースがないほどビルや建物が立っていますが、オリンピックがあるからこそ立て直そうと背中を押すきっかけとなるケースも多いというのは、このブログをやっていても感じるところです。
なんで取り壊しに決まったの?取り壊しの理由は?
では何故、新しい駅舎に変える必要があったのかといいますと、まず1つ目に建物が古すぎて「老朽化が目立っていた」こと。
2つ目に木造という性質上、防火防災の観点から危険と判断したこと。
3つ目に原宿という東京都内でも屈指の有名駅のわりに小さすぎる駅舎であったことと言われています。
こう聞くと、「うん、その通り」というしかない最もな指摘ですよね。
ちなみに今回の新駅舎は以前の木造のものと比べて、広さは3倍になったそうです。
新しい原宿駅はどんな感じ?気になる今後の雰囲気
先日公開された新しい原宿駅の駅舎のイメージは以下です。
こちらは現駅舎に向かって左手に建設されています。

そしてこちらの動画で、実際に完成した駅舎を確認することが出来ます。
今までの原宿駅前からすると、やはり圧迫感を感じるかもしれませんが、それもすぐに慣れるのではないでしょうか。
そして一番重要な部分、現駅舎の今後についてですが、現駅舎はあくまで「建て替え」です。
その為、東京オリンピック終了後に解体され、今の時代の基準に沿った安全な材質や基礎によって、再現されるんです。
ここを勘違いなさってる方も多くいるようなので、「原宿駅がなくなるなんて寂しい!」なんて言ってる友人がいたら、こういいましょう。

建て替えだから、無くなりはしないけど?
どや顔しながらキチンと教えてあげてくださいね。
多分その友達は明日から口数少なくなるでしょう。
新しい原宿駅のオープン日は?
新駅舎は2020年3月21日の始発より、使用が開始されます。

世間の反応は?
今回の原宿駅建て替えに伴って、Twitter上では「旧駅舎」に対する思いを発信してる人が多いです。
ファッションの町のシンボル,原宿駅が存命の危機です!
— しくろろ on山手線 (@ShiKuroroE235) January 21, 2020
1924年に建設された都内最古の木造駅舎,原宿駅。
今年3月21日からは新駅舎との併用を開始します
木造の原宿駅は東京五輪の後,解体されるので撮るなら今のうちです😢#原宿駅 #都内最古の木造建築 pic.twitter.com/JEZmSAP4wW
東京都内で最も古い木造駅舎のJR #原宿駅 が、来年五輪後に解体されます。
— 東京新聞写真部 (@tokyoshashinbu) November 19, 2019
写真の左は、建築中の新駅舎で来年3月に利用が始まります。
駅舎の内、尖塔や屋根、外壁がある場所は跡地に再現するそうです。 pic.twitter.com/sSkMMud7SW
目に焼き付け、心に記憶を、最後は写真で記録して残す原宿駅
— 🌟やすいくん🐲あまちゃん&この世界の片隅に&スカーレット&星屑の町&麒麟がくる‼️絶賛応援中 (@DragonsYokohama) January 11, 2020
このレトロな感じがいいんだけどな~
本当に壊してなくしちゃうの?#原宿駅 pic.twitter.com/xWe592XPnY
まとめ
ということで、新しく開業する原宿駅の新駅舎と、現在の木造駅舎の建て替えのニュースでした。
3月21日以降は新しい駅舎に変わりますので、興味のある方は実際に行ってみてはいかがでしょうか。
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