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日本一高い木造ビル!“日本橋に木造”の理由とは?【2025年完成予定】

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2020年現在、世界一高いビルがどこにあるかご存知ですか?

答えは、アラブ首長国連邦のドバイにあるブルジュ・ハリファ。

その高さは828メートル。

東京スカイツリーが634メートルなので、それよりも200メートルほど、高い。

どれぐらい高い建物かは、なんとなくイメージがつくのではないでしょうか。

こういった世界の高層建造物のほとんどは、コンクリートで作られています。

高い建物といえばコンクリート。

それが常識でした。

しかし、いま、その常識を覆すプロジェクトが動いているんです。

目次

日本橋で高層木造ビルが計画中

建設予定地
東京都中央区日本橋本町一丁目3番地

計画をしているのは、大手デベロッパーの三井不動産と竹中工務店。

場所は、三井不動産が重点エリアにしている日本橋です。

三井不動産は、2004年の「COREDO日本橋」の開業を皮切りに、

2019年には「日本橋室町三井タワー」を竣工するなど、

「日本橋再生計画」を掲げ、積極的な開発を進めていますが、

次の一手として打ち出したのが、国内最大で最高層となる木造建造物(名称未定)であり、

2023年着工、2025年竣工を目指すとしています。

計画では、地上17階建、高さ約70m、延床面積約26,000m2で、

賃貸オフィスビルが主な用途になるそうです。

計画実現のパートナーに選ばれた竹中工務店の役割は、主要な建材の供給。

竹中工務店が開発した耐火集成材の「燃エンウッド」による木造ハイブリッド建築を目指し、

木材は三井不動産グループが保有する北海道の森林のものを活用することで、

建築資材の自給自足、森林資源と地域経済の持続可能な好循環の実現を目指すとしています。

三井不動産グループの保有林

三井不動産グループは、北海道に約5,000ha(東京ドーム約1,000個分以上)の森林を保有し、その全てにおいてSGEC認証を取得しています。

どうして“木造”なのか?その理由とは?

高層ビルを設計する際、最も重要なポイントは、「自重を支えなければならない」ということです。

その点、軽くて強度の強い木材は、高層ビル建築に向くと言われています。

さらに、木造建築には、地球にやさしいというメリットもあると言われています。

アメリカの大学の研究で、鉄とコンクリートによる建築が常識とされてきた高層建造物を木造に切り替えることで、

CO2を木材に吸収させ排出量も大幅に削減できる可能性があるということがわかりました。

日本一だけど、世界一ではない?

余談ですが、世界一高い木造建築物は、ノルウェーにあります。

首都オスロから北へ約140km、ブルムンダル(Brumunddal)という町に木造複合ビル「ミョーストーネット(Mjøstårnet)」。

建物の高さは約85.4m、18階建てなので、

日本橋のそれよりも15メートル高いようです。

また、別件ですが2041年、

住友林業が、木造の超高層ビル(W350計画)を建設する構想も発表しています。

その高さはなんと、350メートルで、地上70階建て。

現在、国内にある大半のビルよりも高い建物が「木造」で・・・。

恐ろしい話ですが、それもまた東京の魅力を高めるのに

一役買うことになるんでしょう。

同じように世界では、ビルの木造化が続々と発表されており

例えばイギリスでは、80階建ての木造高層ビルの建設構想が公表されています。

“木造”であることのリスクは?

一方で、木造であることのデメリットやリスクもあります。

最大の懸念点は、火災です。

コンクリートに比べて、木材の方が燃えやすいというのは否めません。

実際、木造住宅の年間の保険料は、

鉄筋コンクリート構造や鉄骨構造の住宅に比べて約2倍になることもあります。

それだけリスクがあるということです。

しかし、今回の日本橋のプロジェクト、

竹中工務店が開発した建材「燃エンウッド」を使用することにより、

火災が生じた場合でも、断熱効果と吸熱効果により、

柱・梁といった建物の根幹を、火災の熱から守る仕様になっており、

火災リスクにも万全の備えができているんだそう。

“木造”の方が長持ちする?

日本は、木造建築物が多い国です。

日本中に、築年数が100年を超える建築物が残っています。

中には、日本最古とされる創建1400年の法隆寺などに代表される木造の歴史的建造物も多数存在します。

法隆寺は、過去に何度となく補修工事をしていますが、それでも昔の姿を現代に伝えているという点からも、

木造建築が1400年以上、存在できる可能性を示しています。

コンクリートの耐久年数は約100年ですから、いかに圧倒的かということがわかりますね。

もしかしたら、日本橋に作られる木造高層ビルも、1000年の時を超えて存在し続けるかもしれません。

本プロジェクトの特徴

以上のことを踏まえて、本プロジェクトの特徴をまとめて、本記事を終わりたいと思います。

  • 現存する木造高層建築物としては国内最大・最高層
  • 地上17階・高さ約70m・延床面積約26,000m2
  • 構造材に使用する木材量は1,000m3 超(国内最大規模)
  • 三井不動産グループが北海道に保有する森林の木材を積極的に活用。
  • つまり建築資材の自給自足、森林資源と地域経済の効果的なサイクルの実現を目指す。
  • 主要な構造部材に竹中工務店が開発した耐火集成材の「燃エンウッド®」を採用する。
  • 同規模の一般的な鉄骨造オフィスビルと比較して、建築時のCO2排出を約20%削減することが想定されている。

木造ビル、最新情報は追記します

いかがでしたでしょうか?

この案件は、2023年に着工ですから

まだまだ、これからの案件です。

謎に包まれた部分の多い日本橋の木造高層ビルですが、

歴史的建造物になるかもしれない建物が、

徐々に出来上がっていくのを目撃できるのは、非常に貴重な体験なので、

建設がはじまったら、足を運んでみてもいいかもしれませんね。

最新情報は随時追加していきます。

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