みなさんこんにちは!
梅雨にも入り、ジメジメとした季節になりましたがいかがお過ごしでしょうか。
今回の記事でお届けしていく内容は「帝国ホテル東京の建て替えについて思うこと」です。
帝国ホテルといえば、誰もが一度は宿泊してみたいと羨む高級ホテル。
1890年に開業した帝国ホテルは今日に至るまでの間、老朽化のため何度かリニューアルを繰り返してきました。
そして現在の東京本館は3代目。
建築されてから50年の月日を経ていることから、2024年より新たな建て替えが始まることに決定しています。
本記事ではこの帝国ホテル東京の建て替えについて、その計画などを概観しながらサッと要点をまとめていきます。
新しくなる帝国ホテルについて気になっていた方は是非、チェックしていってくださいね!
帝国ホテルとはどんなホテル?
みなさんは帝国ホテルに対してどのようなイメージをお持ちですか?
「帝国」という名前から、「まあ歴史あるホテルなのだろう」と考えていらっしゃる方は多いかと思いますが
名前は聞くけど何でそんなに有名なのかは分からないという人が、大多数かと思います。
ここで基本的な情報から少しディープな情報まで、ザックリと帝国ホテルのプロフィールを確認してみましょう。
<株式会社帝国ホテル>
開業:1890年(明治23年)11月3日に迎賓館として開業
初代会長:渋沢栄一
直営ホテル:帝国ホテル東京、上高地帝国ホテル、帝国ホテル大阪
主要株主:三井不動産株式会社(2020年9月30日時点で33.20%の株式を保有)
宿泊した著名人:マリリン・モンロー、チャーリー・チャップリン、ヘレン・ケラーなど
功績:食事スタイルである「バイキング」や、ホテルウエディングを日本で初めて導入
帝国ホテルは先にも述べたように、1890年に海外からの来賓をもてなすための「迎賓館」として開業されました。
帝国ホテルが迎賓館として開業された背景には、日本の西欧化を志向する明治政府からの要請があったそう。
そして設立人総代であった渋沢栄一は19年もの間会長職を勤め上げ、
帝国ホテルが持つ世界的ブランドの獲得に大きく貢献したのです。
帝国ホテル東京の敷地内には渋沢栄一の銅像が建立されており、
「私利を追わずに公利を図る」という渋沢の信念は従業員に連綿と受け継がれています。
そして帝国ホテルは今日、ホテルオークラ東京、ホテルニューオータニと並び、御三家と称されるほどのステータスを得たのですね。
また、日本で初めてバイキングのビュッフェスタイルを導入するなど、先駆的な取り組みにも大きな評価がなされてきました。
つまるところ、先進的なことを繰り返しその地位を確固たるものにしてきたホテルであり、
帝国ホテルはまさに日本を代表するホテルと言っても過言ではないでしょう。
帝国ホテル建て替えプロジェクトの概要(日程など)
ここまで、帝国ホテルについてざっくりと情報をまとめてきました。
次に、帝国ホテル東京の建て替え計画についての概要を見ていきましょう。
先述の通り、現在の帝国ホテル東京の本館は3代目の建物であり、今日に至るまで増改築を行ってきました。
そのため今回の建て替えも老朽化に伴うリニューアルが必要だと判断された結果、実施を決定しています。
利用客への影響や工事期間なども含めて、建て替え計画のアウトラインを確認していきましょう。
<帝国ホテル東京 建て替え計画の実施方針>
建て替え対象:帝国ホテル東京 本館・タワー館
経緯や目的:経年劣化、都市再生プロジェクト
建て替え実施時期:新本館は2031年〜36年、新タワー館は2024年〜30年を予定
総事業費:2000億円〜2500億円
工事に伴う営業形態の変化:建て替え期間中もホテル営業は継続
コロナ禍で観光客が減少する中で特に打撃を受ける宿泊業界ですが、
帝国ホテルはアフターコロナを見据えて建て替えを決断。
建て替え後の新ホテルでも、日本が世界に誇るホテルであり続けるために勝負に出たと言えるでしょう。
また、新タワー館はオフィス、商業、サービスアパートメントなどの大規模複合施設として建設されることが予定されており、さらなる発展が見込めそうですよね。
建て替えは新タワー館より開始されますが、3年後とあって詳細な日程は現段階においてはまだ不明です。
建て替え工事中であってもホテル営業が継続されるということなので、
利用者である私たちにとっては嬉しいニュースです。
現建物の最後の記念に、宿泊してみるなんてのも素敵です。
まとめ
ここまで本記事は「帝国ホテル東京の建て替えについて」ということで、帝国ホテル東京の再開発計画をざっくりとまとめてみました。
まだ先の話になりますので、建て替え後の詳しい話はまだ未定のため、
本サイトでは今後も同プロジェクトを追っていきたいと考えています。
また、このコロナ禍である時代において大幅な減収が見込まれる中、大規模な建て替えを計画することは決して簡単な決断ではありませんが、ある意味で良いタイミングであったのかもしれません。
帝国ホテルグループとしてのプライドやブランドを、この計画案からも垣間見ることができましたね。
それでは、続報が入り次第記事を更新していきます。